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生物多様性をどうやって守る?

1.その地域に固有の生態系を遺すこと 生態系の機能,人為的行動がどのように生態系に影響をおよぼすか,これについて十分に理解できていない.地域に固有の生態系を,「自然のままに」放置すれば望ましい状態が維持できるとは限らない.薪炭林は人手が加わっ…

外来生物

外来生物とは 日本生態学会(2002)より、 「外来生物とは、過去あるいは現在の自然分布域外に導入された種、亜種、変種などの分類群を指し、生存して繁殖することのできるあらゆる器官、配偶子、種子、卵、夢精的繁殖子を含む。そして、人間によって意…

復元の生物学 その4

実験としての復元と順応的管理 復元とは、環境を積極的に改変することだ.よって,それは一種の実験とみなせる. Young(2000)によると, 保全生物学の論文は動物を扱ったものが多く,より記述的,あるいは論理的である. 復元生態学の論文は植物を扱ったものが…

つぶやき、ひとりごと

生物を守りたいなんて、さんざん自然を壊し続けてきた人間のエゴと思うと、果たしてこれに生きがいを見出していいのか疑問に思うことがあります。けれども保全生態学という分野も随分発達して、保全の最前線の現場で働くスタッフや研究者が数多くいることを…

復元の生物学 その3

どのような植生を復元するか? 保全事業ではなく、復元事業が行われている場合、すでに本来の自然環境は大きく壊されている。都市環境がその例である。都市環境にその土地本来の植生を復元することは、どこまで可能なのであろうか? 都市環境の中に、都市周…

復元の生物学 その2

復元の三原則 「保全と復元の生物学(2002)種生物学会編」の中でも、タイトルに「復元」がつくからには、この項の内容については結構重要でないかと個人的に思った。一般市民も含めてである。間違った認識で「〜〜の自然を取り戻そう!!」などど活動が行われ…

復元の生物学

失われた自然は元に戻せない 人間による自然破壊によって失われた自然、生態系、生物多様性を元の状態戻すことはできない。生物多様性は、歴史的な存在である。これまでの歴史の積み重ねによって、現在の生物多様性があると考えられる。そして、その歴史とは…

水草のはなし その3

自殖・他殖 水草はクローン繁殖が注目されるが、有性生殖においてもまた注目する現象がさまざまある。その1つに自殖を行う種が多いということである。 オニバスEuryale ferox、ヒシモドキTrapella sinensis、フサタヌキモUtricularia dimorphanthaなどでは…

水草のはなし その2

繁殖様式と遺伝的多様性 同じクローンからなる集団が、特定の病原菌に冒された場合や、長期間の環境変動にどのように対応するのだろうか。 コカナダモ Elodea nuttallii 例を取り上げると、彼らは北米産の帰化植物であり、雄株しか日本に入っておらず、琵琶…

水草のはなし

水生植物の危機的状況 日本の汽水域、淡水域には、帰化種を除いて約200種の水草が分布するそうである。ここでいう水草は、狭義の水草であり水域を主たる生育環境とするものを指す。 植物版レッドデータブック(RDB)(1989)によれば、その種数の約25%に相…

保全生態学へ

野生生物の保全、外来生物の問題など、自己学習のためのメモ 試行錯誤しながらまとめて、知見を深めていこうと思います。 学生時代のゼミ資料みたいにまとめるけれど、非常にへたくそです。 一面の菜の花畑は、上堰潟公園にて。